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宗匠の最期を見届けました
へうげもの 9服

◆へうげ9巻読了也。
BLACK IN BLACK。黒を至高とする利休居士を偲んでの表紙なのでしょう。

師匠の切腹・それを介錯する主人公…という悲壮感ある内容であるにも関わらず
「千利休がやってくる えい!えい!!えいっ!!!」だとか
「わびスキーが、お好きでしょ。」だとか
緊張感の欠片もないパロタイをどこまでも貫く潔いセンスにまず脱帽ww

そしてまさか最後の最後で利休の暴が拝めるとは思いもせなんだwwww
セクシー利休爆誕!!とばかりに諸肌脱いだと思ったら
衛兵どもをワンパンで沈め、刺又をむんずと掴んで3,4人まとめてブン回すその姿は
あたかも破壊僧か何かのようでした。

へうげもの 9服

怪僧が!!怪僧が暴れてる!!

ホント何でここまで強いんだ利休。
元武人だったならともかく、若い頃から生粋の茶人だった筈ですよねこの人?ww

この暴れっぷりと、最後の最後で織部の緊張を解きほぐす笑い。
静謐さとコミカルさが混じり合う、何とも妙味あふれる最期のシーンでございました。
実はかなり前に、13巻だけ先行して既に読んでしまったのですが、
ここで利休が言った「それがあなたなのです」が、
あの「俺という男は”ひょうげもの”だったのだ!」に繋がるワケですね。
あの織部の笑顔はかつて利休に見せた笑顔と同じもの、というのがまた何とも。

見開き4ページに渡っての兵達の土下座シーンは言葉が出ませんでした。荘厳だなぁ。
しかし、これほど多くの人間に影響を与えて来た利休も
たった2年で世間では過去の人になってしまう「時」と「流行」の残酷さが心苦しいですが。

あの世で光秀や宗二や丿貫殿やお吟ちゃんや秀吉の母ちゃん達と
侘び茶を酌み交わし微笑んでらっしゃいますように。
今巻の裏表紙にいてくれて嬉しかったです、お吟ちゃん。

◆7巻・8巻でのアレな所業のせいで秀吉の印象が落ちてたが
この9巻でやっと感情移入し直せた。
信長様と違い、ピンチに香炉の千鳥が鳴いてくれなかった際の

「何故誰も余を愛さぬのだ…」

それは多分、あなたが誰にも愛情を示していないせいだろう。
信長様が言ったダール・イ・レゼベールの意味、せめて晩年には悟れるのだろうか。

◆織部のみならず家康公まで大金時覚醒ネタが増えて参りましたな。
織部だといつもの事かって感じだが、
家康公みたいな質実剛健なオジサマが魅せつけて来ると目を疑うなw
その熱い金時、いつか寂しいおね様を慰めるのに使って頂きとうございます。

◆公式サイト観ましたが、アニメも今巻の利休の自刃で終わるみたいですね。
という事は、もしかしてアニメでは

利休「それがあなたなのです。お忘れなきよう」
織部「そうか…俺という男はひょうげものだったのだ!!」


と即座に悟る結末になってしまうんでしょうか。神谷殿の立場が無いw

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