No.313「一言」◆HUNTER×HUNTER感想
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プフの声にならない慟哭が本当に切ない今週のハンター。
ハンターは全キャラクターの心理描写に怒涛の如く入り込めるのですが、
中でもやはりプフの感情表現は絶品だ。
気取ったポーズでピトーの前に初登場した頃からは、
彼がこれ程までに激しい一念の持ち主だったとは想像し得ただろうか…

記憶の混濁した王を見て、これ幸いとばかりに
あれほど王にコムギの情報を与えまいと頭をフル回転させ東奔西走してたプフだったのに、
その努力も、生死を賭けたウェルフィンのただ一言の前に水泡に帰してしまった。

ウェルフィンがコムギの名前を呟いた見開きの前衛芸術感すげぇww
王にとってコムギは木漏れ日であり太陽でありであり薔薇であり宇宙なのだなw
そして止めの花畑のイメージまでもプフは共有してしまい…うなだれる。
自分の身勝手な理想が入り込む余地の無い、王のコムギに対する愛情の深さ。

そんなプフを見ると心苦しくはあるけれど
やっぱり王がコムギの事を思い出せたのはホッとするものがありました。
最悪、記憶が戻らないまま王がコムギを自身の手で殺してしまい、
その後に記憶が戻って王がパニックになった挙句廃人同然に…
なんて展開も想像してたので。

プフも、王の心情が理解できなかった頃はただコムギを殺そうとするだけだったけど
王と精神を共有してコムギへの愛情をその身で持って感じてしまっただけに
もうコムギを受け入れざるを得ないのだろうな。

プフにしてみたら、今の王は「最低」であり「理想」でもあるのですよね。
人間を蟻と同等以上の存在と認めて愛する王なんか王じゃない、と抵抗する反面
部下の身勝手さを咎めず許し、敵も解放する寛大さは明らかに王たる立派な言動…
相反する要素がプフの中で混じり合い爆発した結果が、あの遣る瀬無い絶叫なのでしょう。
やっぱ彼の心理描写は格別に胸に来る。

2匹とも薔薇毒によるダメージで遠からず死が訪れる事は明らか。
その瞬間をどういう形で迎えるのか、最後まで固唾を飲んで見守る事にします。

コムギに初勝利し薄く笑いながら胡座ポーズで息を引き取る王。
王の亡骸を抱きながらコムギを一瞥し何処かへ去るプフ。そんなイメージが浮かびます。
幽白でそんな感じの2人がいたっけなぁ。

それにしても「タコ」「タコ」連呼する王はちょいシュールw

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