“追悼”そんな言葉は彼女に似合わない。/ネウロ
i and red boxes

あまりにも突然あっさりと訪れた、アイちゃんの最期。

松井先生は残酷だなぁと感じるのは、アイを殺した事ではなく、
読者をそんな感傷に浸らせる事を許さずに、本当にサクサクサクサクと
話を進めていってしまうところですよ。
「え?アイに関する描写はコレで終わり!?」って感じで。
煮え切らなさ、やるせなさを整理する暇もなく
新展開を頭に叩き込まなきゃいけない、この理不尽な気分。
あぁ残酷だ。松井さんは何て残酷なんだ。

しかし不思議なのが、アイの死に対してショックこそ大きいものの
何故か「悲しい」という気分が無いという事。

「因果応報」という言葉が、頭のどこかをフッとかすめる。

アイは昔「イミナ」として数々の飛行機を落とし、数え切れない人々を殺して来た。
その中にはきっと、善良な人もいただろう。
例え善良でなくても、ネウロの求める『謎』を生み出せるような
「価値のある頭脳」を持った人もいただろう。

そんな彼女の最期は、自分自身がヘリから落とされ炎に包まれる、という姿。
これを皮肉と言わずして何と言おうか。
殺されたアイ本人も、あの世で思わず苦笑してしまっていそうなんだよな。
だから「悲しい」という感覚とはちょっと違うものを、彼女の死には感じます。

弥子も言ってたけど、本当サイは
この娘がいなくなっちゃってどうするんだろう。
ある部分では「おまwwwアイがいないと何も出来ないのかwww」
なんて思わせるやり取りもあったというのに。

また、アイを殺したシックスが正直カッコ良すぎてねぇ……
葛西おじさんがメロメロになるのも分かる迫力。
駄目だ恨めない。憎めない。魅力的だ。悔しいなあ悔しいなあ畜生。

こんな言葉を安易に使ってはいけないと分かってはいるけど
それでも言わずにはいられない。

松井先生…あんたぁ天才だ。

【音楽日記】
6日に腎不全で亡くなったテノール歌手、ルチアーノ・パヴァロッティ氏。
“キング・オブ・ハイC”の異名を持つこの人の声もまた
人の可能性の限界を打ち破ったと感じさせるにふさわしいものでした。
adios,adios,Maestro!!!


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