刹那を生きた『彼ら』を想う。/魔人探偵脳噛ネウロ
moment and gene

★8月も終わりに近づいたこの時期、ふと地面を見下ろすと
地上での短い一生を終えたセミ達がそこかしこに転がっているのが見られます。
その物言わぬ姿を毎年目にしては、何とも言えない気分になりますが
今年は殊更に彼らに対して特別な気分を覚えてしまうのは、
やはりネウロの刹那さんの事を思い出してしまうからでしょうか。

「一生の99/100を土中で黙って過ごすのに、残り数日を
 自在に飛んで鳴く事ができるのは…
 遺伝子の中にはっきりと刻まれた『自分』があるから。
 一概に人間の脳に当てはめてはいけないけど…
 決して自分を見失わない彼に、私は共感を覚えます」


地上でたった7日間生きる為に、5年も6年も7年も地中で眠り続ける彼ら。
彼らの地上で過ごす時間は、まさに『刹那』と呼ぶべき短さ。
そんな刹那の命なのに、何故彼らはその為に、何年も何年も耐え続ける?

刹那さんには、その答えが分かっていたのだろうか。
もしも刹那さんがあんな病気にかかっておらず、彼らの研究を続けていれば
その神秘を解き明かす事が出来ていたのだろうか。

子ども向け科学研究サイトの、セミの研究ページで
マザーグースの「ソロモン・グランディ」が紹介されているのを目にしました。

I come on Monday. It is my first day. 
I fly on Tuesday.I t is my second day. 
I play on Wednesday. It is my third day. 
I sing on Thursday. It is my fourth day.
I date on Friday. It is my fifth day.
I sleep on Saturday. It is my sixth day.
I go on Sunday. It is my seventh day.
Oh, it is my last day.


ヒトの一生を一週間に例えた詩なのだけど、
セミにとっては例えじゃなしにリアルな長さ。
ヒトである我々はこの詩にある種の「はかなさ」を感じるけれど
セミにとっても同様に「はかない」ものなんだろうか。

…そんな思惑などおかまいなしに、彼らの身体は土に還り、
未だ眠る同胞を育てる番となる。

BGMは久石譲
「驚異の小宇宙・人体Ⅲ~遺伝子・DNA」サウンドトラック。
神秘的な曲が満載でゾクゾクきます。ネウロ世界のイメージにピッタリだ。

★しかし、アブラゼミさんの絵を描くにあたって
資料として小学生向けの昆虫図鑑を一冊読んでみたのですが…
何というか、その……偶然見つけてしまった1ページ。

            ジンメンカメムシさん


            ハヤサカヒサノリさん


……


似すぎだぜ、兄貴 ! !



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