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2007-05-10 Thu 03:22
![]() 遠くへ翔び発つ 新しく開いた扉へ 別れの痛みを 輝く宝石へと変えて ふたりが重ねた日々を失くさないでいて あなたが消えてく 眩い季節の中へ 軌跡を 描くために 「翡翠」/天野月子 ★本当にもう…本誌で読んだ時以上の凄まじい読後感でした。ネウロコミックス11巻のHAL完結編。果たしてこの結末はハッピーエンドなのか、バッドエンドなのか。あるいはそのどちらでもあって、どちらでもないのか。色々と想いが溢れ出してしまうのだけど、それを纏め上げるだけの思考力を奪う、この虚脱感。あぁあ、何なんだコレ。何なんだろうこの気持ち。 ★とにかく刹那さんの存在は凄い。ネウロ初の長丁場であるHAL編31話(第61話〜第91話)において、ラストのたった2話にしか登場しないにも関わらず、HAL編と春川&HALに対するイメージを180度ガラっと逆転させてしまった。 研究者キャラの最終目的が「愛した人を蘇らせる」って事自体は昔からあるベタなネタなのに、春川のこれはそんなベタさを感じさせないんです。刹那さんは単なる「ラスボスの愛した女性」って設定だけのキャラじゃなくて、HAL編で何度も何度も繰り返し言われてきた「0と1の狭間の世界」というキーワードを最後の最後で解き明かしてくれる、いわば「パズルのラスト1ピース」的なキャラだったワケで。読者としては「あ〜〜そういう事だったのか!!」と溜飲下がりまくりなワケですよ。もちろん刹那さん自体の魅力もありますけどね。 ★作中では何も言われなかったけど、恐らく春川は電子ドラッグを作るのに、「いきなり攻撃的に豹変する」っていう刹那さんの脳細胞データを大いに活用したと思うんですよね。刹那さんを生き返らせる為に、皮肉にもその刹那さんを苦しめた諸悪の根源を利用せざるを得なかった春川の心境…想像してみると、キツすぎるなんてもんじゃないなコレ。 春川が殺されるシーンはいかんせん江崎さんの「 教 授 」のインパクトが凄まじすぎたせいで(笑)、あの時の春川&HALがお互いどういう心境だったのかなんて事に思いを巡らしてた読者は殆どいなかったでしょうね。ただ単に「ああ、コンピューターのクローンが主人を裏切って世界征服の野望に乗り出すって展開だな」ってよくある話かと思いきや、それとは全く真逆で、実はHALが春川の事を救ってやろうとした上での行動だった…って真実が明かされて、これまた溜飲が下がるワケですよ。もー松井先生すごすぎだよ。何でこんな事考え付けるんだよホントにもう。 ★そしてラフスケッチの一枚で完全に留め。木漏れ日を浴びる2人の後ろ姿…。 ★イラストに添えた歌詞は天野月子の「翡翠」。もう鳥肌が立つレベルで春川と刹那にピッタリの曲です。せっかくだから、うたまっぷで検索した歌詞全文へのリンク貼っときますのでご覧下さい。 天野月子「翡翠」 特に2番がヤバい2番が。 あたかも刹那と春川がお互いを思って告解してるように聞こえる。 歌詞を読むだけでも十分だけど、この2人が好きって人はぜひこの「翡翠」って曲を聞いてみて欲しい。ピアノの静かなイントロに始まり、刹那い…じゃなくて、切ないながらもどこかに希望を感じるような、芯のシッカリしたメロディ。もうこの2人にふさわしいとしか言いようがないです。もしも似合わないと感じるようであれば遠慮なく苦情を受け付けます(笑)。 ★松井先生のコミックス巻頭コメントは毎回毎回、このネウロって漫画はこういうスタンスで描いてるんだって意気込みをハッキリと感じて、もう素直に大好きです。作品を本気で愛しているんだな〜ってのが伝わってきますよね。11巻のコメントは「B級」について。管理人はあんまりそういった「一般的な格付け」ってよく分かんないし拘りもしないタチで、自分が面白けりゃ何でもS級だぜって思っちゃうタチなのですが(笑)。しかし「B級」「B級」連発してると弥子ちゃんが「えっ!?BBQ!?ドコドコ!!?」とか興奮して掴みかかりそうなので気をつけて下さいね〜(笑)。 ★3Dアート、管理人的にネウロのコレはどうもボンヤリとしか見えないです。コミックス最後に載ってる「前回の答え」を見てイメージしながらやっても、「言われてみればそう見えるかな〜?」って程度で。ネット上のステレオグラムで練習する時は結構うまく浮かび上がってくるんですが…やっぱこういうのにも相性とかあるのかな。 んで不得手なりに頑張ってみたんですけど、11巻のはたぶん「トロイ」かな〜?最初に真ん中あたりにボヤ〜っと平行四辺形が浮かんで来るんですよ。んで、右下の方に更に四角いモノが浮かんできて、それが「引き出しが開いてる」ように見えるんですね。ちょうど「この机で勉強すると妙にはかどったり、失くしたと思って諦めてたモノが(以下略)」のコマみたいな感じで。だから「トロイ」かな〜と。後で他の感想サイト回って答え合わせしてみよう。 ★しかし管理人はま〜た物凄い勘違いしてたな。 第97話での徹ちゃん&葛西おじさんのやり取りで 徹「悪のカリスマ…思い当たるのは、おじさん、まさか…」 (サイのイメージ映像) 葛「…火火火火、察しがいいな」 この時点で既にもう「あの人=サイ」って分かってたんじゃーん!!何が「サイじゃないような気がする」だよ管理人のA・H・O〜〜〜〜〜!!!! (…でもやっぱ、葛西おじさんのサイ像がしっくり来ない事には変わりないんだけどねぇ) ★巻末イラストコーナー、ぶっちゃけ終了して良かったと思います。管理人は、コミックスでのイラストコーナーや読者質問コーナー等は鬱陶しい、いらないと感じてしまうタチなんで。そのせいでコミックス買うのやめちゃった作品もあるしな…ONE PIECEとか(苦笑)。 |
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