「マギ」6巻まで読みました
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◆いま週刊少年サンデーで最も熱い作品と話題の「マギ」に管理人もハマリ中です。
ジャンル自体はストレートな「剣と魔法の王道ファンタジー」なんですが
人物の心理描写や各演出がとても緻密で惹きこまれます。
下敷きがアラビアンナイトの漫画って多そうでいて見たこと無かったので
中近東風の建物や小物や衣装にも心躍らされます。

サンデーでこういう雰囲気の作品だったら雷句誠先生の「金色のガッシュ」があったけど
あれよりも描かれてるテーマはもう一段階大人向けな感じです。

話が進む度にモルジアナが好きになる。
この娘のエネルギッシュな脚技描写は癒されます。頭も中身も良い娘だし。
4巻の↑この表情が可愛すぎてもう…ッ!!
マスルールも寡黙ないい男。「ファナリス」の2人はとても好感度が高いです。

◆奴隷商人ファティマのエピソード、短いながら印象的でした。
小物悪役かと思いきやラストでオネェ言葉が消え「何だよ、ちゃんと殺していけよ…」
押し殺すように呟く一言、悔し気に震える表情。
こんなズキッと来る顔が描ける方なんだなぁと作者様に堕ちた一コマでした。

あのシーンのナレーションの「モルジアナにとって知る由もない事」っていうのが
やっぱり元主人のジャミルを彷彿とさせるものでもあるんです。

ジャミルがああなったのも実は「先生」にひたすらアレな教育をされていたせいなんだけど
作中ではそんな彼の真実をモルジアナはおろか誰1人知る事はなくて。
たまにモルジアナの回想シーンでジャミルが出てきてもムチ打ってる姿しか描かれなくて、
あぁ彼女はひたすら「残酷な領主」としてのジャミルの顔しか知らなかったんだなと
違う意味で痛々しい気分になって来るんですよね。

願わくばゴルタスが最期にジャミルの「本性の本性」を見抜いて
死の間際だけでも友達になってくれていたらな。
あるかな、そういう二次創作。

◆そんなワケで管理人的にこの漫画最大の悪役は、あの「先生」だと感じている。
ジャミルに「10年後に少年(アラジン)が来ます」とか予言してたくらいだから
きっと今後絡んでくる重要な悪役なんだろうな。

いずれあの「先生」がジャミルをあんな風にした張本人だとモルジアナが知って
容赦無く脚技でフルボッコにする展開になる事を期待しています。
そんでモルジアナが「ジャミル…貴方は許せない人間だけど、でも…」などと
ポツリと呟いてくれさえすればちょっと救われる。

ジャミルにファティマ、あと6巻現在の展開のカシムといった
屈折したものを抱えたキャラの魅せ方がとても良いですね。
管理人がそういうタイプに惹かれやすいからというのもあるかもしれないが。
コミックス表紙の明るめな雰囲気で普通のライト系ファンタジーと判断したらイカンです。

そして6巻に出てきた
「自分の生活水準は保たれているから危機感が無い」という台詞に胸を抉られる思い。
今日がまさにそういった事を意識させられる日付であるだけに、身が引き締まりました。

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